Mind Melody.

写真と音楽と旅と動物が好き。

Miraclebird87さんの更新履歴

Miraclebird87さんのこれまでの公開動画と生配信の履歴をまとめてみた。

YouTube
2009/07/12 恋に落ちて 小林明子 カバー
2009/07/31 めぐる季節 オフコース カバー
2009/08/15 慕情 サザンオールスターズ カバー
2009/09/14 I LOVE YOU 尾崎豊 カバー
2009/09/14 抱きしめたい Mr.Children カバー
2009/10/18 寂寥の頃 Miraclebird87 オリジナル
2009/11/07 木蘭の涙 スターダストレビュー カバー
2010/01/20 潮騒 山下達郎 カバー
2010/04/22 眠れぬ夜 オフコース カバー
2010/07/20 First Love 宇多田ヒカル カバー
2010/09/11 愛し君へ 森山直太郎 カバー
2011/01/11 test.1(君は僕の歌) Miraclebird87 オリジナル
2011/01/11 ryuusei test Miraclebird87 オリジナル
2012/12/27 さよなら道化者 チューリップ カバー
2016/10/18 なごり雪 イルカ カバー
2016/10/19 はじめてのチュウ あんしんパパ カバー
2016/10/22 SAKURA いきものがかり カバー
2016/10/26 糸 中島みゆき カバー
2016/11/03 ハッピーエンド back number カバー
2017/08/01 Walking on the water Miraclebird87 オリジナル
2020/03/17 歌うたいのバラッド 斉藤和義 カバー
2020/03/28 yaya あの時代を忘れない サザンオールスターズ カバー
2020/04/04 オリビアを聴きながら 杏里 カバー
2020/04/11 卒業写真 荒井由美 カバー
2020/04/18 彩虹 -Rainbow- 周杰伦 カバー
2020/04/25 smile Miraclebird87 オリジナル(限定公開)
2020/05/22 さくら 森山直太郎 カバー

【生配信】
2020/04/? YouTubeラクルLive#1
2020/05/04 YouTubeGWライブ企画 3:39:21
2020/05/10 YouTubeラクルLive#3 5:39:54
2020/05/17 YouTubeラクルLive#4 4:15:55
2020/05/26 ツイキャス
2020/05/29 ツイキャス
2020/05/31 YouTube日曜Miracle live 5:00:15
2020/06/02 ツイキャス
2020/06/09 ツイキャス
2020/06/10 インスタライブ
2020/06/14 YouTubeラクルLive#6 4:22:26
2020/06/17 ツイキャス
2020/06/21 ツイキャス
2020/06/24 ツイキャス
2020/06/28 YouTubeラクルLive#7 4:45:595
2020/06/30 ツイキャス
2020/07/07 ツイキャス
2020/07/12 YouTubeラクルLive#8 1:27:21
2020/07/12 ツイキャスYouTubeと同時)
2020/07/15 インスタライブ

 

生配信はいつも長時間してくれるので、ファンにとっては嬉しい限り。いつもあっという間に時間が過ぎて、終わる時間になると名残惜しくとても寂しい気持ちになる。あの曲もまた聞きたかった、あの曲もリクエストしたかった、なんて終わってから思って、直後にまた次回の生配信を期待してしまう。

直接リクエストができる生配信では、歌を聴くことが1番の楽しみではあるけれど、ファンは歌以外にMiraclebird87さんのトークもとても楽しみにしている。ミステリアスな部分を残しつつ、昔の話や最近の話、音楽以外の話題もたくさん聞くことができる。ファンはもちろん歌を聴きたいとは思って来ているけれど、それ以上にMiraclebird87という人物に会いに来ている。画面越しの文字だけの交流ではあるけれど、会話できることがとても嬉しいのだ。(それが「華がある」と思ったことに繋がっている。)

歌はたとえカバーであっても、声や歌い方にその人の人生が映る。そして、歌の上手さは生まれ持った声もあるけれど、その人の人生そのものが影響すると私は思っている。バラードは特に誤魔化しが効かない。歌が上手で声が綺麗な人はいくらでもいるけれど、人の心に響く、記憶に残る歌声を持っている人は多くない気がする。私がMiraclebird87さんに惹かれた理由はそこにもある。本当に素晴らしい声を持っている人だ。もちろん、テクニックもあるのだろうけど。

優しくて、温かくて、包み込むようなやわらかな声に、どこか憂いを含んだ寂しそうな声。ちょっとやんちゃな力強い声。音域の広い様々な声色は、きっとこれまでの人生を映して、深みを増し、聴く人の心に染み込んでいく。いつまでも聴いていたいなと思う。年を重ねて、少しずつ声が変わっていったとしても、それがMiraclebird87さんであることには変わりはなく。本質が変わらなければ、歌はきっと響き続けると思う。それほど、魅力的な声をしている。だから、話し声もとても心地良い。

いつか、画面越しではなく、本当の生で歌を聴くことができたら。そんな日が来ることを心から願っている。

 

 Miraclebird87オリジナル曲「寂寥の頃」

【Miraclebird87】
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yuki-photos.hatenablog.com

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Miraclebird87さんとの再会から現在までの話。

17の時、幼馴染の友人に誘われてバンドを始めた。なぜドラムだったのか。確か、消去法だったように記憶している。当時、友人は集合住宅に住んでいたけど、その4畳ほどの部屋にアップライトピアノ、エレクトーン、エレキギター、ベース、ドラムセット、16chのミキサー、DAT、マイクスタンドなどなどを置いていた。彼女は既に6年ほどベースをやっていて、歌もうたい、一人で宅録もこなしていた。

私の音楽歴と言えば、16から始めた高校の吹奏楽部でのトランペットだけ。全くの初心者だったけれど、楽譜は読めるようになっていた。

しばらく友人と2人で活動を続け、私も作詞をしたり、彼女の家で練習をしたりしていたけれど、本格的にやろうと決心し、高校卒業と同時に2人とも音楽の専門学校に行くことにした。それと並行して、レコード会社にデモテープ(当時はテープとMDが混在)を送っていた。専門学校に入って、私はプロミュージシャン科のドラムコースで学んだ。周りはもう何年も経験のある人ばかりで日々劣等感に苛まれていたことを今でも強く覚えている。

音楽の専門学校に通っていると様々なイベントもある。舞台にバンド役で出演したこともあった。その頃にはギタリストの男の子2人も加入し、4人編成のバンドで活動していた。レコード会社からは最も有名な2社から声が掛かった。担当がついて、ライブをするときは見に来てもらっていた。東京でもレコーディングをしたり、イベントライブに出演させてもらったりもした。

しかし、二十歳になったとき、バンドのベースボーカルが突然辞めることになる。結婚と出産をするためだった。楽曲を作っていたのはその私の幼馴染で、歌もうたっていたから、呆気なくバンドは解散した。

その後も音楽活動を続ければ良かったけれど、当時の私には続ける環境がなかった。でも、音楽への興味は薄れず、時々リハーサルスタジオで練習をしたり、インディーズバンドのライブを毎週見に行ったり、生の音楽に触れるということが何よりも楽しいと感じていた。しかし、その後もバンドで音楽をする機会には恵まれなかった。

 

話はMiraclebird87さんに戻る。

YouTubeチャンネルの更新が止まってからどれくらい経っただろう。その間、私は別のアカウントでログインしていたため、数年前まで見ていただけだった。3・4年前に数本アップされた動画は見ていなかったのでそれ以前と思われる。

ある日、自分で動画をアップしようと整理のためにもう一つのアカウントでログインした。Miraclebird87さんのチャンネルを登録していたアカウントだった。すると、2回目の生配信の直後だったのか、登録チャンネルリストに見覚えのある名前が上がっていた。「あの人だ!!」と思った。音楽を辞めていなかったことが凄く嬉しくて、すぐにアーカイブを見た。「愛し君へ」の衝撃から7年を経ての再会だった。

そのアーカイブでは、様々なリクエストに応えたり、これまでにアップしている動画の中から歌ったりしていた。それよりも何よりも、横顔しかわからなかったあの人が動き、喋り、笑っているではないか。年齢は自分と同じくらいに見えた。この長い間、この人は何をしていたのだろう。音楽から全く離れていたんだろうか。色んなことを思った。しかし、そんなことは今は良い。とにかく歌の上手さはあの頃と変わっていないし、声の出方は年齢と共に変わるものだと思うし、喋り口調もとにかく素敵だ。

そのあと、3回目の生配信からコメントをさせていただくようになった。リクエストにも何度か応えていただいた。横顔しかわからなかったあの時から、まさかこんな日が来るとは。その後もYouTubeツイキャスInstagramの生配信はほとんど見ている。同じ曲を歌っても日によって声の出方や歌い方が違うから聴き逃すわけにはいかない。何より、本当に魅力的な声だからもっと聴きたいと思う。情感を込めた歌い方は心を鷲掴みにして心地良い余韻を残してくれる。派手ではないけれど、華のある人だなと思った。プロになっていないことを不思議に思った。

でも、少しだけ音楽の道を歩いていたからわかることもある。チャンスの神様は本当に気まぐれだということを。

また、現在ではあるきっかけからファンのコミュニティを立ち上げたり、SNS等でMiraclebird87さんの活動のサポートを少しだけさせていただいている。大好きなアーティストの応援ができることが今は何より嬉しい。自分ではもう音楽をすることはないと思うけれど、やっぱり音楽が好きだし、音楽に関わっていたいと思う。もう既に、Miraclebird87さんの音楽がない生活なんて考えられない。

 2016年にアップされていたこの曲のcoverもとても良い。

オリジナルのアレンジを聴いて本当に音楽が好きなんだなと思った。そして、才能のある人だなと。そして、クリアな声も大好きだけれど、この曲のように少し荒いというか、太い強い声も本当に素敵だと思った。いや、結局何を歌ってもMiraclebird87カラーに染まる。私は歌の上手い人が大好きだ!

 そんなこんなで、現在に至る。そして、今後もMiraclebird87さんの話は続いて行く(笑)

 

【Miraclebird87】
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前回の記事↓

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Miraclebird87さんに出会うまでと出会った直後までの話。

さだまさしさんの小説「解夏(げげ)」を読んだ。ベーチェット病を発症した青年が次第に視力を失っていく苦悩と、恋人と共にそこから立ち直って行くまでを描いた作品だった。

2002年、解夏の映画が公開され、2004年にはドラマ化もされた。私はそれを見て何度も思い出したことがあった。高校生の時の修学旅行。その時に長崎の街がとても好きなったこと。そして、いつかまた必ず行こうと心に決めていたこと。

あれは確か7年前の6月。梅雨の気配を感じつつもよく晴れた日だった。思い過ごしかも知れないけれど長崎の太陽は光が強い。神戸空港から長崎空港まで行き、そこからバスで長崎駅へ向かった。乗客はまばらで途中からずいぶん長い間1人で乗っていた気がする。

長崎市内には路面電車が走っていた。それに乗る手もあったけれど、私は歩いて長崎の街を巡ることにした。映画とドラマのロケ地を中心に回るつもりでメモを持ってきていた。眼鏡橋グラバー園オランダ坂大浦天主堂など、観光地も多かったけれど、寺院や教会、住宅地の中にある公園にも行った。おそらくほとんどの方はご存知の通り、長崎の街は坂と階段が多い。でも、港町の情緒あふれるところも含めて、自分の住む神戸と少し似ているように感じていた。

そもそも、私がこんなにも解夏とその舞台になった長崎に惹かれた理由は、さだまさしさんの小説の描写がとても美しく、哀しく、その中に出てきた言葉が心に残っていたからだと思う。

解夏」とは、仏教で安吾(あんご)という修行が終わる(明ける)日のことで、安吾とは雨期には多くの昆虫や小動物が動き回るので外での修行をひと月ほど止め、無駄な殺生をしないことを目的として、いつもはバラバラで修行している僧が一箇所に籠もって修行することをいうそうで。小説の中で、ベーチェット病を発症した青年が僧侶から「解夏とは、失明するという恐怖と闘うあなたにとって、失明すると同時にその恐怖から解放される日」という言葉をもらうシーンがある。人生は常に修行であって、失明するという業を背負った青年にとって、失明した日に修行が明けるということ。

失明した瞬間にもう「失明する」という恐怖は味合わなくて良い・・・なんと辛い業なのだろう。

1日目の終わり、夕方から長崎市内を一望できる稲佐山に登ってみることにした。バスに乗って途中まで行き、そのあとは頂上までロープーウェイで登る。陽が傾き、夕暮れの街を見下ろしながら、私は映画やドラマのことよりもここに原爆が落ちたことを考えていた。こんなにもキラキラと輝く美しい街の人々に、何の罪があったんだろうか。

陽も暮れ、長崎の街は更に輝きを増した。稲佐山から見る夜景は、神戸・札幌と並び「日本新三大夜景」にもなっているそうで「1,000万ドルの夜景」と称されるほど。確かに起伏のある街に灯りが散りばめられ、海に反射する光も相まって本当にキレイだった。

日中の暑さは嘘のように、風が通り抜ける稲佐山は肌寒く、気付けば周りにいる人はほとんどがカップルになっていることに気づく・・・。私は気にしないフリをしてせっかくだからとYouTubeでドラマの挿入歌になっていた「愛し君へ」を聴くことにした。森山直太郎さんの名曲。フルコーラスを聴き終わり、その世界観に酔いしれていた。すると、確か関連動画としてスポットライトの映るサムネイルが見えた。

何気なくそのサムネを押してみる。それがこの動画だった。

歌い出しの衝撃。声の響き。発音の良さ。ギターの音色。後半の切なく涙腺を刺激する声。

全てが衝撃だった。長崎にいることを忘れてその歌声に引き込まれていた。誰なんだろう。この魅力的な声の人は。

長崎の旅は次の日もまだまだ色んなところを巡ったので続くのだけど、そこは割愛。

帰ってからも私は毎日このチャンネルを見ていた。「Miraclebird87」。そのチャンネル名以外はほとんど情報がない。今のように顔のはっきりわかる動画も上げていないし、生配信もしていない頃。 他の曲も全部聴いてみた。私はすっかりその叙情的な声の虜になっていた。

でも、当時すでに動画の更新は止まっていて、私もアカウントを別のものに切り替えていたため、それから数年の月日が過ぎて行くことになる。

 (つづく)